
「ホストと昼職の掛け持ち、
実際にできるか。
経験者が語る現実」
「昼は普通の仕事、夜はホスト」は理論上は可能だ。だがシフト・体力・税務・昼職にバレるリスク——現実はそう単純ではない。元歌舞伎町ホスト・在籍4年が掛け持ちの実態を解説する。
「今の仕事を辞めずにホストを試してみたい」「副収入としてホストを始めたい」という相談をよく受ける。昼職とホストの掛け持ちは理論上は可能だが、続けるのは想像以上に難しい。現実を正直に解説する。
シフトの現実
歌舞伎町のホストクラブの営業時間は概ね夜21時〜翌朝4〜5時が一般的だ。昼職が終わった後に出勤し、朝方まで働いて帰宅——これを週3〜4日続けると、睡眠時間は大幅に削られる。昼職の始業時間によっては、帰宅してから数時間しか眠れない状況も発生する。
また、ホストクラブは「週○日以上出勤」という最低出勤日数を設定している店が多い。週3〜4日が最低ラインの場合、昼職が週5日であれば実質的に休みがなくなる。
体力の限界
ホスメディAが在籍中に掛け持ちをしていた後輩が数名いた。ほぼ全員が3ヶ月以内にどちらかを辞めた。理由は「体が続かなかった」だ。接客は肉体労働ではないが、長時間の飲酒・深夜勤務・感情労働の組み合わせは、思った以上に疲労が蓄積する。
昼職にバレるリスク
昼職の会社に副業(ホスト)がバレるルートは主に2つだ。①住民税の特別徴収額が増えることで経理部門に気づかれる(副業収入が20万円を超えると確定申告が必要になり、住民税額が変わる可能性がある)。②SNS・写真・知人経由で発覚する。①は「普通徴収(自分で納付)」を選択することで回避できる場合があるが、詳細は税理士に確認のこと。
掛け持ちが現実的なケース
昼職が週4日以下・フレックス勤務・リモートワークなど、シフトに柔軟性がある場合は掛け持ちの余地がある。また「ホストを本格的にやる前に試してみたい」という目的で、週1〜2日の出勤から始められる店を選ぶのも一つの方法だ。
「掛け持ちで始めよう」と思うなら、週何日出勤できるかを先に決めて、その条件を受け入れてくれる店を選ぶ順番にした方がいい。「入ってから交渉する」は大体うまくいかない。— ホスメディA/元歌舞伎町ホスト・在籍4年
本記事について:本記事はホスメディA(元歌舞伎町ホスト・在籍4年)の現場経験および取材をもとに構成しています。個別の状況についてはホスメディA(LINE @160tlzif)にご相談ください。
