
「ホストを辞めたい。
退店の手順と揉めずに
辞めるための準備」
「辞めたい」と思ったとき、何をどの順番でやるか。違約金・引き抜き条項・寮の精算——退店で揉めないための手順を、元歌舞伎町ホスト・在籍4年のホスメディAが解説する。
「辞めたい」と思ったとき、いきなり店長に言うのは待ってほしい。退店は「言い方」と「順番」を間違えると、違約金請求・引き抜き条項違反・寮費精算トラブルに発展する可能性がある。本記事では、退店を決意してから実際に辞めるまでの手順を整理する。
まず雇用契約書を読み返す
退店を口頭で伝える前に、入店時にサインした雇用契約書・労働条件通知書を読み返す。確認すべき項目は以下の4点だ。
- 退店の申し出は何日前に必要か(「30日前」「1ヶ月前」などの記載)
- 違約金・損害賠償の条項があるか
- 競業避止・引き抜き禁止条項の有無と期間
- 寮に入居している場合の退去条件と精算方法
雇用契約書が手元にない場合は、店に「コピーをもらえますか」と伝える権利がある。
違約金について知っておくこと
「退店したら違約金100万円」という条項を目にした人もいるかもしれない。ただし、労働基準法第16条は「労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない」と定めている。退店に対して一律の違約金を定める条項は、法的に無効な可能性が高い。ただし、研修費用の返還や貸付金の返済は別の話になるため、契約書の文言を確認することが重要だ。
退店を伝えるタイミングと言い方
退店の申し出は、契約書に記載された期日の前に行う。記載がない場合は民法の規定(雇用期間の定めがない場合は2週間前の申し出)が適用されるが、店舗との関係を考えると1ヶ月前が現実的だ。
伝え方は「一身上の都合により退店したい」という言い方で十分だ。詳しい理由を言う義務はない。感情的にならず、書面で伝えることが理想だ。
揉めそうなら第三者に入ってもらう
退店を伝えた後に「違約金を払え」「もっと前に言うべきだった」「訴える」などと言われた場合、一人で対応しようとしないことが重要だ。ホスメディAのLINEで状況を共有してもらえれば、対応の整理をサポートする。深刻なケースは労働基準監督署・弁護士への相談を検討する。
退店を「言い出せない」まま数ヶ月我慢した後輩を何人も見てきた。言い出せない理由の多くは「怒られる」「お金を請求される」という不安だ。でも、正しい手順で退店を申し出た場合、法的に止める手段は店側にない。— ホスメディA/元歌舞伎町ホスト・在籍4年
本記事について:本記事はホスメディA(元歌舞伎町ホスト・在籍4年)の現場経験および取材をもとに構成しています。個別の状況についてはホスメディA(LINE @160tlzif)にご相談ください。
