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未 経 験 者 向 け / BASICS
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2026 ・ 歌舞伎町
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未 経 験 者 向 け / BASICS

「俺が確認しなくて
後悔した10項目」
チェックリスト

入店初日に渡された雇用契約書、ちゃんと読んで署名していますか?業界の8割の新人は「読まずに署名」している。けれど、退店時のトラブルの9割は、入店時の契約書に答えが書いてある。元歌舞伎町ホスト・在籍4年のホスメディAが、入店前に必ず書面で確認すべき10項目を整理した。

歌舞伎町でホストを始める時、入店初日に渡される書類は雇用契約書または労働条件通知書だ。業界の慣例として、新人の8割はこれを読まずに署名する。理由はシンプルで「店長が渡してくる紙だから問題ないだろう」と思うから。けれど、退店時に「違約金を払え」「引き抜き条項違反だ」「最終給与から罰金を引く」と揉める場合、その答えは入店時に署名した契約書の1ページに書いてある。読まなかった人が損をする構造だ。本記事は、ホスメディA自身が現役時代に「もっと早く知りたかった」と思った10項目を、契約書の中で必ず書面確認すべきポイントとして整理した。

なぜ「書面で確認」が必要なのか

口頭の説明は、後から証明できない。「店長は『罰金はない』と言ってた」「『売掛は店持ち』と聞いていた」——退店時にこれを主張しても、書面がなければ通らない。逆に、書面に書いてあれば、店側もそれに従わざるを得ない。日本の労働法において、書面で交付される労働条件通知書は労働基準法第15条の労働条件明示義務に基づく法的書類で、口頭の説明よりも強い効力を持つ。

「契約書を読みたい」と申し出ることに対して、難色を示す店は、その時点で警戒対象になる。新人を大切にする店は、契約書の説明に時間をかけることを嫌がらない。逆に「うちは紙にしてないから」「口頭で十分」と言う店は、書面化できない理由がある可能性が高い。

入 店 前 に 必 ず 書 面 で 確 認 す べ き 1 0 項 目

01
給 与 の 支 払 サ イ ト と 支 払 方 法
日給制か月給制か、歩合の計算式、支払日(◯日締め◯日払い)、振込か現金か、日払い対応の有無と手数料。「サイト遅延歴がないか」も口頭で確認。書面に「支払日は会社の裁量で変更可能」のような曖昧条項があれば要警戒。
⚠ 曖昧条項 NG
02
給 与 控 除 の 項 目 と 上 限
何を理由に給与から控除されるか、控除上限額。「業務上の損害は控除対象」「客の未払いは本人負担」のような幅広い控除条項があれば、実質的に売掛回収の経路として使われる可能性。具体的な項目と金額が書面で明示されているか。
⚠ 包括条項 NG
03
立 替 金 ・ 貸 付 金 の 取 扱
2024年の規制で売掛運用は実質禁止されたが、形式上「会社からホストへの貸付」として処理する店がある。「立替金」「貸付金」の条項があるか、その上限・回収方法が書面で明示されているか。明示なしの貸付運用は要注意。
⚠ 売掛の抜け道
04
退 店 時 の 違 約 金
退店時に違約金が発生する条件と金額。「最低契約期間◯ヶ月未満の退店は◯万円」のような条項。労働基準法第16条で違約金・損害賠償の予定は原則禁止。書面に違約金条項があれば、その時点で違法の可能性。署名前に弁護士か編集部に相談。
⚠ 違法の可能性
05
引 き 抜 き 禁 止 ・ 同 業 競 業 条 項
退店後の同業転職を縛る条項。期間(◯ヶ月)、対象地域(歌舞伎町内・新宿区内)、対象店舗(系列のみ・全業界)。過度に広い競業禁止条項は職業選択の自由を侵害するため無効になる可能性が高い。期間6ヶ月超・地域全国などは特に要注意。
⚠ 過度な制限 NG
06
体 験 入 店 の 条 件 と 拒 否 権
体験入店の時給、支給条件、当日「合わなかった」と感じた時に途中で帰る権利、その場合の支給有無。「最低◯時間勤務しないと支給しない」条項は要注意。体験は「お互いを見る」時間であり、強制ではない。
⚠ 強制条項 NG
07
寮 の 契 約 内 容 ・ 退 寮 時 清 算
家賃、敷金、礼金、原状回復費、退寮時の清算ルール。退店と退寮のタイミングが連動するかは超重要。退店即退寮で「家賃◯ヶ月分を一括精算」とされる場合があり、退店時の最大コストになりやすい。書面で確認。
⚠ 連動条項 注意
08
送 り ・ 送 迎 の 費 用 負 担
終電後の帰宅手段(タクシー・送り)の費用負担が、店持ちか自己負担か。給与から自動控除される運用の店がある。月数万円の負担になりうるので、書面で明示されているか確認。
⚠ 給与控除 NG
09
罰 金 ・ 遅 刻 控 除 規 定
遅刻・欠勤・売上未達などの罰金。金額・適用条件が書面で明示されているか。口頭運用は店長の裁量で恣意的に運用されるリスクがあるため、必ず紙で確認。「店内ルール」と「契約書」の両方に矛盾なく書かれているか照合。
⚠ 口頭運用 NG
10
守 秘 義 務 ・ S N S 発 信 規 制
退店後も含めた守秘義務範囲、SNSでの店舗・客に関する発信の制限、違反時の罰則。業界の慣習として「退店後3年間SNS発信禁止」のような過度な制約を入れる店がある。SNS運用したい場合は特に確認。
⚠ 過度な制約 注意

退店時のトラブルの9割は、
入店時の契約書1ページ
答えが書いてある。

— ホスメディA / 取材ノートより

「契約書がない店」の対処法

ホスト業界の現実として、雇用契約書を交付しない店もまだ存在する。「うちは紙でやってない」「口頭で十分」と言う店だ。これに当たった時の対処は2択。

① 書面化を求める

労働基準法第15条により、使用者には労働条件を書面で交付する義務がある(一部はメール等の電子的方法でも可)。「労働条件通知書を書面で出してください」と申し出る権利が労働者にはある。これを拒否する店は、その時点で違法状態にある。

② その店を選ばない

書面化を拒否される店、または書面化を求めた瞬間に態度が変わる店は、入店してもトラブルになる確率が高い。同じ歌舞伎町でも、書面化されている店は確実に存在する。ホスメディの取材店一覧では、書面確認できた店だけを掲載している。

不安があったら、署名前に編集部へ

提示された雇用契約書・労働条件通知書の文言に不安があれば、ホスメディAのLINEに送ってもらえれば書面確認します。「この条項は普通なのか」「ここが気になる」だけでも構いません。署名前に第三者の目を入れることで、入店後のトラブルは大幅に減らせます。源氏名のままで構いません。

本記事について:本記事は、元歌舞伎町ホスト・在籍4年のホスメディAが、自身の現場経験および労働基準法・関連条例の公開情報をもとに執筆したものです。個別具体的な法律判断は弁護士にご相談ください。本記事に関する問い合わせ・情報提供は、ホスメディA(LINE @160tlzif)まで。

END OF ARTICLE
取材・編集 ホスメディA / 元歌舞伎町ホスト・在籍4年 / 2026.05.22 公開 / 読了 14 分
— TALK TO HOSMEDI A —

契 約 書、署 名 前 に
編 集 部 で 確 認 し ま す。

提示された雇用契約書・労働条件通知書の文言に不安があれば、ホスメディAのLINEに送ってください。
元歌舞伎町ホスト・在籍4年の経験で、書面の運用リスクを確認します。源氏名のままで構いません。

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